Epidemic Keratoconjunctivitis
流行性角結膜炎(はやり目)
流行性角結膜炎(はやり目)とは
アデノウイルスによる、目と目周囲の感染症です。
一般的に強い感染力を伴っており、学校保健法で指定される学校感染症の第3種に分類されていることでも知られています。
症状
- 白目(結膜)の充血
- 目やにがたくさんでる
- 涙目になる
- まぶたの腫れ
- 眼痛
- 発熱など
これらの症状は感染してから7日〜14日で症状が現れます
診断方法と治療
インフルエンザの迅速診断キットのような簡単で診断ができる便利な検査薬ができています。これは、綿棒で咽(のど)や目をこすって取った検体を材料とするもので、これを試薬に作用させると15分くらいで結果がわかります。
ウイルスに効く薬はありませんので、ウイルスへの抵抗力を高めるために、栄養補給に十分に休息することが重要です。他の感染を防ぐため抗菌点眼や炎症を抑えるため低濃度のステロイド点眼などを使用します。
流行性角結膜炎をうつさない、うつらないために
- 手で目をこすらない
- 患者さまとそれ以外の人で、手や顔を拭くタオルを分ける
- 患者さまもその家族も流水でよく手を洗う
- 目を手やタオルで拭かず、ティッシュペーパーなどの使い捨てのものを使用する
- お風呂は患者さまが最後に入る